AIソリューション

モリカトロン株式会社のゲームAIの研究開発から
生まれた製品をご紹介します。

COM DK

特徴

いわゆるCOMやAIと呼ばれているコンピュータゲームプレイヤーを開発するためのツールキットです。
昨年モリカトロンで開発した格闘ゲーム用AIプレイヤーの「ゲームエンジンとAIを接続する部分」を切り出して、汎用性を持たせた製品です。
これを用いて開発したAIは、プレイヤーの対戦相手にもなれますし、また、ゲーム開発工程における自動動作確認等にも最適です。

機能紹介

COM DKは、ゲームプログラムとコンピュータプレイヤー(COM)の仲介をするライブラリです。
ゲームの進行状況をCOMに伝える機能と、COMによるゲームパッド入力をゲームに伝える機能を持っています。

COM DKでゲームプログラムと外部プログラムを仲介することで、以下のような使い方やメリットを提供します。

  • コンピュータープレイヤーにゲームプログラムを操作させたい場合など、ゲームプログラム側での大がかりな対応作業が不要になります。
  • コンピュータープレイヤーの挙動を変えたい場合でも、ゲームプログラムを再ビルドする必要がなくなります。
  • CIに組み込むこめば、自動で「実際にゲームを動かしてみる」ことも可能です。

利用例

通常プレイ同等条件での(自動)操作処理

ゲームの開発時、特定の動作を繰り返して機能確認を行うことがよくありますが、手作業で繰り返し動作をするのは手間がかかります。だからと言ってゲームプログラム内に繰り返し実行をするような処理を足すと、実際のユーザーのプレイと異なる動作になりがちです。
COM DKを介すれば、実際のユーザーのプレイ状況と同等の形(ゲームパッド入力)で、繰り返し動作などが実現できます。

同様に、実際のユーザーのプレイと同等な形でゲームを駆動できますので、COM DKと様々な用途のスクリプトを併用することで、以下のような用途が実現できます。

ゲーム内データの統計化・バランス調整

特定のキャラクターとのバトル勝率・出現頻度・ドロップ率など、一定の規則でのプレイを再現することで、実プレイベースでの統計的なデータ蓄積が可能になります。
自動プレイはデータ収集条件を均質化し、かつ(夜中など)時間にとらわれずに多数走らせることができますので、統計的・客観性に基づいたゲームバランス調整なども可能になります。

ゲームプレイAIの研究開発

“ゲームの進行状況をゲームの外側に伝える”機能と、“ゲームの外側からの情報をゲームパッド入力の形でゲームに伝える”機能を持ちますので、機械学習でゲームプレイAIを開発することも可能です。
(弊社でも実際にCOM DKを用いて、格闘ゲーム用のAIプレイヤーや、3Dアクションゲームを学習・プレイするAIを研究開発しています)

ご提供内容

  • ゲームエンジン向けプラグイン
  • Python 用モジュール
  • サンプルプロジェクト
  • ドキュメント

お問い合わせ

必要条件・導入コストそのほか、お気軽にお問い合わせください。
担当者より折り返しご連絡差し上げます。

※QA-AI向け用途については、AIQVE ONE株式会社と共同開発しております。
 QA業務自体のご依頼については、AIQVE ONE株式会社へお問い合わせください。

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採用情報

日本初となるゲームAI専門開発会社であるモリカトロン株式会社は、大手ゲームメーカーと組んで、キャラクターAI、ゲームのバランス調整、ステージ生成などのゲーム用AI開発プラントを共同開発しています。

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